【2023年度最新】OBSで配信中に右下が赤くなる場合の原因と対策【OBS初心者向け使い方講座】

皆さんこんにちは、ひとみマンです。

本日は、OBS配信をしている際に、配信状況を示す部分がアラートをあげてしまった場合にどうしたら良いのかを説明していきたいと思います。

OBSで配信中に表示されるkb/s(キロビット/秒)は、現在のアップロード速度を示しています。

この数値の右側に表示される色は、そのアップロード速度が安定しているかどうかの目安となるものです。

緑色は良好、黄色は注意が必要、赤色は問題が発生していることを示しています。

本日説明している内容は、以下の動画でも説明しておりますので良ければ参考にして見てください。

OBSで配信中に右下が赤くなってしまう場合の原因と解決策!ビットレートやFPSで調節しよう!【OBS初心者向け使い方動画】

赤く表示される主な原因

配信中に右下が赤くなる原因には、以下のようなものがあります。

帯域不足:

使用しているインターネット回線のアップロード速度が、OBSのビットレート設定に追いついていない場合。

OBSのビットレート設定が「2500kbps」の場合には、帯域が理論上2.5MB以上、理想値5MB以上必要です。

帯域ギリギリで配信してしまっている場合はほとんどのケースでカクツキが起きてしまうので、余裕を持った帯域設定を行いましょう。

ネットワークの混雑:

他のデバイスでの大量のデータ使用(例: 大きなファイルのダウンロードやアップロード)や、ネットワーク上で多くのデバイスが活動している場合。

ギガファイル便やGoogle Driveへのファイルアップロード/ダウンロードなど、他に並行して作業を行なっていたり、同じWiFiで他の人がこのような作業を行なっている場合には回線が混んでしまいますので注意しましょう。

サーバーの問題:

配信先のサーバー側で問題が発生している場合。

これらの原因が発生している場合は、配信のアップロード環境がうまくいっていない場合があります。

自分の通信環境を調べるためには、「スピードテスト」を行う必要があります。例えば以下のようなサイトで「アップロード速度」と「ダウンロード速度」のそれぞれを調べて見ましょう。

インターネット回線の速度テスト | Fast.com

ダウンロードスピードはどのくらいですか? FAST.comはお客様のISPスピードを数秒で測定いたします。

対策方法

実際に配信に影響が出ている場合には、以下のような対策を行うと改善する可能性があります。

ビットレートを下げる:

OBSの設定でビットレートを下げてみることで、アップロード速度の負担を減らすことができます。ただし、画質が低下する可能性があります。

有線接続を使用

Wi-Fiよりもイーサネットケーブル(有線接続)の方が安定していることが多いです。可能であれば有線接続を利用すると良いでしょう。

ただし、有線接続の場合はケーブルを誰かが引っこ抜いてしまうと一瞬で接続が切れます。

冗談のような話ですが、多くの人や複数の配信が行われている現場では、配線管理をきちんと行いましょう。

他のデバイスの使用を制限:

配信中は、他のデバイスでのインターネットの使用を制限して、帯域幅を確保する。

配信サーバーを変更:

OBSの設定で、配信先のサーバーを変更することで改善される場合があります。

例えばYouTubeの場合は、以下のように設定から配信サーバーを変更する事ができます。

ネットワーク機器の再起動:

モデムやルーターを再起動して、一時的な問題を解消するかを検証します。

ISPとの連絡

インターネットサービスプロバイダーに連絡して、回線の問題がないか確認します。

時間的な余裕がある場合にのみ試す事ができる解決策ですが、自分では気づかない点を発見する事ができるかもしれません。

OBSの更新:

OBSの最新バージョンに更新して、既知の問題が修正されているか確認します。

文字にすると「そんなことはわかっている」と言われそうですが、一つ一つ試してみて問題の原因を特定することが重要です。

これらは本番中に確認することはなかなか難しいかもしれないので、できればテスト配信で試して見たいところではあります。

まとめ

以上、配信中の赤色アラートについて説明させていただきました。

配信中にkb/sの色が赤くなる場面は、配信者にとって非常にストレスフルな瞬間です。

原因となる要因は複数考えられるので、一つずつ確認し、適切な対策を取ることが大切です。

配信が重い際にできるだけ配信を軽くする方法も以下の記事で別途説明しておりますので、こちらも参考にしてみてください。

OBSで配信が重い時にできるだけ配信を軽くする10個の方法

OBS配信をしていると必ずと言って良いほどぶち当たる課題は「配信が重い・・・」というもの。 視聴していてカクカクする、自分ではちゃんと見れているけれど、視聴者から…

最後までお読みいただき、ありがとうございました。