ビットレート、フレームレート、リフレッシュレート、出力解像度の差
ビットレート、フレームレート、出力解像度、リフレッシュレートは、映像やオーディオのクオリティを理解する上での基本的な用語です。以下、それぞれの概念を詳しく丁寧に説明いたします。
今回紹介している内容は、以下の動画でも説明しておりますので良ければ参考にして見てください。
<説明できますか?ビットレート・フレームレート・リフレッシュレート・解像度の違い>
ビットレート(Bitrate)
ビットレートは、特定の時間内に伝送されるデータの量を示す指標です。通常、秒あたりのビット数として「bps」(ビット/秒)や「kbps」(キロビット/秒)、あるいは「Mbps」(メガビット/秒)で表示されます。
ビットレートは映像や音声のクオリティと直接関係があります。高いビットレートは高品質の映像や音声を意味しますが、その分、ファイルサイズやストリーミングに必要な帯域幅も増加します。
ビットレートは、OBS上の設定から出力の項目で調節することができます。
初期設定では2,500kbpsとなっておりますが、自身の通信環境や実現したい配信の内容に応じて変更していきましょう。
フレームレート(Frame Rate)
フレームレートは、1秒あたりに表示される映像のフレーム数を指します。通常、「fps」(フレーム/秒)として表示されます。
フレームレートは映像の滑らかさと直接関係があります。高いフレームレートは、動きが多い映像やゲームのプレイシーンなどで、より滑らかな映像を得るために使用されます。
例えば、映画は24fps、一般的な動画は30fps、高品質のゲーム映像は60fps以上で録画されることが多いです。
フレームレートと出力解像度は、OBS右下の設定から「映像」項目にて調節することができます。
これらの設定は、「自動構成ウィザード」にて自動で設定してくれる機能もあります。必ずしも最適な数値を設定してくれるわけではないのですが、目安として参考にすると良いでしょう。
自動構成ウィザードについては以下の記事で説明しておりますので、良ければ参考にして見てください。
出力解像度(Output Resolution)
出力解像度は、映像の横と縦のピクセル数を示します。例: 1920×1080、1280×720など。
解像度が高いほど、映像の詳細度が向上しますが、同時にデータサイズも増加します。よく知られるHD(720p)、Full HD(1080p)、4K(2160p)などは、この解像度の指標に基づいています。
リフレッシュレート(Refresh Rate)
リフレッシュレートは、ディスプレイが1秒間に何回新しい情報を表示するかを示す指標です。通常、「Hz」(ヘルツ)で表示されます。
リフレッシュレートは、主にモニターやテレビの性能を示すために使用されます。高いリフレッシュレートは、特にゲームや動画の閲覧時に滑らかな映像体験を提供します。
まとめ
今回説明したこれらの概念は、映像や音声の品質を理解し、適切な設定を行うための基盤となります。
配信が重い時は、OBSを「管理者権限」で起動すると少し軽くなります。以下の記事で紹介しておりますので、ぜひ参考にして見てください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。