YouTubeで勝手に配信が始まる事象と対策
今回は、YouTubeで勝手に配信が始まる事象について、原因と対策を詳細にお伝えいたします。
勝手に配信が始まってしまうと、配信事故としてデジタルタトゥーが刻まれてしまう可能性があるので注意したいですよね。
なお、紹介している内容は、以下の動画でも確認することができますので、良ければ参考にして見てください。
YouTubeで勝手に配信が始まるバグがあるだと・・?どういうこと・・?
原因その1:エンコーダの自動再接続設定
OBSを含むエンコーダ(OBS、Streamlabs、XSplitなどの配信ソフトウェア)は、接続が途切れた後、自動で再接続する設定があります。
この設定が有効になっていると、一時的な接続の途切れやPCの再起動後、勝手に配信が再開される可能性があります。
対策
エンコーダの設定画面で「自動再接続」の機能をオフにしましょう。
これにより、接続が途切れた場合は手動で再接続する必要があるようになります。
OBSにおいては、設定の「詳細設定」から「自動的に再接続」のチェックボックスを外すことにより対策が可能です。
原因その2:スケジュール配信の設定
YouTubeのスケジュール配信を利用している場合、指定した時間になると配信が可能になります。
「自動エンコード」が走ってしまうという時間帯が複数SNS上で報告されており、これらの対策として「ダイアログの設定」を行うことが大切です。
対策
スケジュール配信の設定を確認し、不要な場合はスケジュールをキャンセルしましょう。
また、OBSで配信開始ダイアログを表示するようにしましょう。
ダイアログは、OBS右下の「設定」から「一般」を選択し、「出力」項目の中にある「配信を開始するときに確認ダイアログを表示する」にチェックボックスを入れることで表示できます。
ダイアログにチェックボックスが入っていれば、配信を開始する際に「配信を開始しますか?」というダイアログポップアップが表示されるので、手動でOKを押さない限りマイク音声やカメラ映像の垂れ流しを防ぐことができます。
原因その3:サードパーティのアプリやサービス
外部のアプリやサービスがYouTubeアカウントと連携している場合、それらのサービスから配信がトリガーされる可能性があります。
対策
YouTubeアカウントの[設定] > [連携しているアプリ]を確認し、不要な連携を取り消しましょう。
また、連携しているアプリやサービスの設定を確認して、自動で配信を開始するような設定がないか確かめます。
原因その4:マルウェアやウィルス
不正なソフトウェアがPCやデバイスに感染している場合、そのソフトウェアによって配信が開始される可能性が考えられます。
対策
定期的にセキュリティソフトで全体スキャンを行い、マルウェアやウィルスの感染を確認しましょう。
感染が見つかった場合は、即座に対処し、不正なソフトウェアを削除します。
原因その5:アカウントの不正利用
他人にアカウントが不正利用されている場合、勝手に配信が開始されることがあります。
対策
パスワードを定期的に変更し、二段階認証を設定してアカウントのセキュリティを強化しましょう。
また、アクセス履歴や活動ログを確認して、不審な動きがないか確認します。
まとめ
YouTubeで勝手に配信が始まる事象は、上記のような原因で発生することが考えられます。
定期的な確認と設定の見直しを行うことで、予期せぬトラブルを防ぐことができます。
当サイトでは、OBSの使い方に関する記事を多数公開しています。
YouTubeへの配信方法や最適な設定についても以下の記事で紹介しておりますので、良ければ参考にして見てください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。