OBSでイヤホン配信をする場合の音声ループ回避方法
OBSでイヤホンをつけて配信する際、音声ループを起こさないようにするために注意しなければならない点について説明していきたいと思います。
特にメディアソースを使用している場合やモニタリングをかけている場合に起こりがちな現象なので、これらの方法で配信を行っている方は必見です。
なお、紹介している内容は、以下の動画でも説明しておりますので良ければ参考にしてみてください。
OBSでイヤホン配信をする場合に気を付けなければならない音声ループの回避方法
メディアソース+音声モニタリング+イヤホンがループのもと!
特定の条件が重なった際に発生する「音声ループ」。
多くはマイクがいらない音を拾い直してしまうことにより発生したり、複数のソースから同じ音を出力してしまうことにより発生します。
今回は、「イヤホンをしている状態で、メディアソースのモニタリングをしている」と言う状況を想定しましょう。
モニタリングをしているとは、以下のようにオーディオの詳細プロパティから「音声モニタリング」の項目が「モニターと出力」になっている場合を指します。
メディアソースのモニタリングをしているということは、「イヤホン」に対してメディアソースの音声が流れており、かつ配信音声にもメディアソースの音声が流れているということです。
この状態で「デスクトップ音声」を使用すると、どのようなことが起こるでしょうか。
例えばDiscord通話などでコラボを行っている場合は、コラボ相手の音声は「イヤホン」に対して聞こえているはずです。
つまり、「デスクトップ音声」には、「メディアソースの音」と「通話相手の声」の両方が乗っていることになります。
この状態で配信を行うと、「メディアソース」の音は、「メディアソース」と「デスクトップ音声」の2つから聞こえてしまうことになります。
これでループが起こるのです。
音声ループを回避する方法
この状況を打開するにはいくつかの方法がありますが、まず簡単なのは「音声モニタリング」の該当項目を「モニターのみ(出力はミュート)」にしてしまうことです。
こうすることで、メディアソースの音声は「配信には流れず、イヤホンのみ」に聞こえていることになります。
その状態でデスクトップ音声を経由してメディアソースの音声を流せば、ループを回避することができます。
他にも例えば、「メディアソースを使用せず、デスクトップ音声に対して音声を流すようにする」ことも解決策の一つです。
メディアソースではなく、メディアプレイヤーで音声を再生したりするということですね。
このようにして、音声のループを解決していきましょう。
まとめ
以上、イヤホンをしている際の音声ループで気をつけなければならないことについて説明をさせていただきました。
いきなりループが発生してしまうと焦りからすぐ解決できないケースが多いと思います。
ぜひ、今回の解決方法が何かの参考になれば嬉しいです。
当サイトでは、他にも様々なOBSの使い方について記事を公開しています。
音声に関しては以下の記事でかなりまとめてありますので、こちらも一読いただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。