OBSの「リミッター」フィルタは使うべきか?【OBS Studio初心者向け使い方講座】
ライブ配信や録画を行う際、突発的な大きな音が出てしまうことは避けたいもの。
突然の大声や、マイクに対する衝撃音など、これらの予期せぬ音が視聴者にとって非常に不快に感じられることがあります。
そこでOBSには「リミッター」というフィルタが用意されています。これは、音声の最大音量を設定した閾値以上に上げさせないためのものです。
OBSの音声フィルタに関しては、以下の動画でも一覧解説をしております。気になる方はぜひご覧ください。
OBS Studioの音声フィルタを一挙解説!【初心者向けOBS使い方講座】
リミッターの主な機能
- 最大音量の制限: リミッターは、設定した音量以上に音が上がらないように制御します。これにより、急な大きな音が出ても、その音量は制限され、視聴者が驚くことはありません。
使うべき理由
- 予期せぬ音の回避: 過度に大きな音や突発的な音が発生した際に、それを自動的に抑えることができます。
- 視聴者体験の向上: 一定の音量を超えない安定した音声を提供することで、視聴者にとって快適な体験を保つことができます。
リミッターの設定方法
- OBSのシーン内で、音声ソースを選択します。
- ソースの右クリックメニューから「フィルタ」を選択。
- 音声/映像フィルタ左下の「+」ボタンをクリックし、「リミッター」を選択。
「しきい値」を設定します。この音量を超えることはありませんので、注意深く選んでください。
注意点:
- リミッターは音量を抑制するものであり、音質そのものを向上させるものではありません。そのため、最初から入力音声の品質を良くするためのマイクの選択や部屋の音響調整など、基本的な音質向上の努力も併せて行う必要があります。
まとめ:
OBSの「リミッター」フィルタは、ライブ配信や録画中の音量を一定のレベルに保つための有効なツールです。特に突発的な大きな音による視聴者の不快感を避けたい場合、このフィルタは非常に役立ちます。しかし、音質そのものを向上させるための基本的な対策も忘れずに行うことが大切です。
OBS Studio上で調節できる音声フィルタについては、こちらの記事でも紹介しておりますのでぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。