OBSで光を透過する「ルマキー(ルミナンスキー)」フィルタの使い方
今回は、光に反応してソースを透明にするフィルタをご紹介します。
「ルマキー」とは、映像や画像の明るさや輝度を基にして、特定の範囲の明るさを透明にする技術のことを指します。
ルマキーは「輝度キー」とも呼ばれ、特に映像編集や合成の際に利用される技術の一つです。
なお、こちらの記事で紹介している内容は、以下の動画でも説明しておりますので良ければ参考にしてみてください。
<緑色だけじゃない!OBSで映像を透明にするクロマキー、ルミナンスキーの使い方>
OBSにおける「ルマキー」の使用
OBS Studioには、さまざまなフィルタが組み込まれており、その中には「ルマキー」も含まれています。
このフィルタを利用することで、特定の輝度範囲を透明化することができます。
使用シチュエーションの例
- 背景除去: 明るい背景と暗い前景がある場面で、背景のみを透明化して前景のみを表示させたい場合に使用できます。
- 特定の明るさのエフェクトを強調: 映像の一部に特定の輝度を持つエフェクトがある場合、それを強調表示させるために使用することができます。
使い方
ルマキーは、「明るい(=白に近い)」色から順番に透明にすることができるフィルタです。
- OBS Studioのシーンの中から対象となるソースを選択します。
- ソースの右クリックメニューから「フィルタ」を選択。
- 左下の「+」ボタンをクリックし、「ルマキー(ルミナンスキー)」を選択。
設定ウィンドウが開くので、ここで透明にしたい輝度の範囲を設定します。
「最大輝度」のスライダーを動かすことで、透明化する輝度の範囲を調整できます。
ルマキーは明るい色から透明になっていくので、白色や黄色などの色から順番に透明になります。
映像の場合は、太陽光などの明るい色を意図的に透明することもできます。
まとめ
ルマキーは、映像の輝度を基にした透明化技術であり、OBS Studioにもこのフィルタが組み込まれています。
背景の除去や特定のエフェクトの強調など、様々なシチュエーションで利用可能です。
明るさや色味に関してもフィルタで調節することができます。その方法は以下の記事で紹介しておりますので良ければ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。