【2023年度最新】OBSの「アップワードコンプレッサー」フィルタについて【OBS Studio初心者向け使い方講座】
皆さんこんにちは、ひとみマンです。
本日は、OBS Studioの音声フィルタ「アップワードコンプレッサー」のお話です。
音声処理において「コンプレッサー」とは、一定の閾値以上の音量を自動的に抑えるための技術を指します。
一方、アップワードコンプレッサーはその逆の動作を行い、一定の閾値以下の音量を増幅するためのフィルタです。
つまり、非常に静かな音を強調することができるのが特徴です。
なお、こちらの記事で紹介している内容は、以下の動画でも説明しておりますので良ければぜひ参考にしてみてください。
OBS Studio Ver 29で追加された音声フィルタ「Upward Compressor」「3 band equalizer」の使い方解説!【OBS初心者向け使い方動画】
アップワードコンプレッサーの主な用途:
アップワードコンプレッサーはOBS Studio Ver29から搭載された音声フィルタです。
一言で言えば、「小さい音を大きくする」音声フィルタです。
特徴としては、
- 微細な音の強調: 非常に小さい音を聞き取りやすくするために使用されます。例えば、ゲームプレイ中の静かな足音や、背景の小さな音楽など。
- 動的レンジの狭小化: ライブ配信や録画中に、大きな音と小さな音の差を少なくして、全体としての音量のバランスを取るために用いられます。
が挙げられます。
OBS Studio アップワードコンプレッサーの使い方:
アップワードコンプレッサーは、特定の音声(マイク音声、デスクトップ音声など)に対して適用させることができる音声フィルタです。
使い方は以下の通り。
- OBSのシーンの中で、対象となる音声ソースを選択します。
- ソースの右クリックメニューから「フィルタ」を選択。
- 左下の「+」ボタンをクリックし、「アップワードコンプレッサー」を選択。
設定ウィンドウが開くので、ここで必要な設定を行います。
主に、どれだけの音量以下の音を増幅するかの閾値と、増幅の度合いを設定できます。
注意点:
アップワードコンプレッサーを使用する際は、過度に設定しないよう注意が必要です。
特に、背景ノイズが非常に強調される可能性があるため、リスナーにとって不快な音になってしまうことも考えられます。
適切なバランスを見つけるためのテスト配信や録画を行い、最適な設定を探ることをおすすめします。
OBS Studioで使用することができる音声フィルタに関しては、以下の動画で説明しておりますのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ:
アップワードコンプレッサーは、OBSにおいて静かな音を増幅するための便利なフィルタです。
しかし、設定を適切に行わないと、不必要なノイズが強調されてしまうリスクもあるため、注意して使用する必要があります。
ノイズを除去するフィルタについては、以下の記事を参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。