OBSの必須ソース「映像キャプチャデバイス」の使い方を解説します

OBS Studioを使い始めた配信者の方々は、その「ソース」の種類の多さに驚いていることでしょう。
基本ソースの使い方は、しっかりと学習しておきたいところ。
今回の記事では、映像キャプチャデバイスの使い方について説明しています。
なお、こちらの記事で紹介している内容は、以下の動画でも説明しておりますのでよければ参考にしてみてください。
<初心者向けにOBSの重要ソース「映像キャプチャデバイス」「メディアソース」の詳細な使い方を解説!【OBS初心者向け使い方講座】>
映像キャプチャデバイスとは・映像キャプチャデバイスの追加方法
「映像キャプチャデバイス」は、OBSで外部カメラやゲームキャプチャカードなどの映像を取り込むためのソースです。
シーンに「映像キャプチャデバイス」を追加します。ソースウィンドウで「+」ボタンをクリックし、「映像キャプチャデバイス」を選択します。

「映像キャプチャデバイス」のプロパティから以下の設定をします。

- デバイス: 使用する映像デバイスを選びます。
- 解像度/FPSタイプ: 解像度やフレームレートの設定が可能です。通常はデバイスのデフォルト設定で問題ありません。
- 色空間/色範囲: 色空間や範囲を選ぶことができます。多くの場合、デフォルト設定で大丈夫です。
- バッファリング: 通常は「自動検出」が最適。もし映像が遅延する場合は、この設定を変更することで改善することがあります。
- 音声出力モード: キャプチャする音声を選択します。
よくあるトラブルと解決策
デバイスが認識されない
- 映像ドライバーが最新か確認し、必要であれば更新します。
- PCやデバイスを再起動します。
- AverMediaなどのキャプチャーボードを使用している場合は、専用ソフトウェアのダウンロードが必要になります。キャプチャーボードを使用しているケースでは有線接続が正しいかどうかに加えて、ソフトウェアの必要有無も確認するようにしましょう。
正しいデバイスを選択したにもかかわらず、映像が表示されない
- デバイスを選び直してみます。
- 解像度やフレームレートがデバイスと一致しているか確認します。
- 他のシーンで同一の映像キャプチャデバイス映像を使用していないかを確認します。映像キャプチャデバイスは複数のシーンにまたがって使用する場合、新規追加ではなくコピーで持ってくるようにしないと表示されませんので注意が必要です。
映像が遅延する
- バッファリングの設定を変更してみます。
- USBハブの使用を避け、デバイスを直接PCに接続します。使用状況にもよりますが、ハブに多くの負荷がかかっている状態だと映像キャプチャデバイスの認識がかなり難しくなります。
画質が悪い
- 解像度やビデオフォーマットの設定を確認します。
- カメラの設定(露出、ホワイトバランスなど)を調整します。
- 画質の調整方法については、こちらの記事でも紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
以上、映像キャプチャデバイスの基本的な使い方について説明させていただきました。
「映像キャプチャデバイス」は、外部映像ソースを扱う際の強力なツールで、基本的な設定から細かいカスタマイズまで幅広く対応しています。
トラブルが発生した場合は、上記の解決策を試してみてください。
映像キャプチャデバイスをいくつも使用すると、かなり映像が重くなってしまうケースも散見されます。
そんな時はこちらの記事を参考に、配信を軽くするための方法について色々と模索してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。