【コラム】OBSを活用したライブコマースの可能性は無限大。無料ソフトを活用してリッチな配信を。
ライブコマースは、2020年ごろから日本に上陸した販売手法で、リアルタイムで製品を紹介し販売する新しい取り組みです。
通常ライブコマースは複数のカメラを使用したテレビ番組のような形で行われますが、費用面のコストが大きいことから、もう少し「コンパクト」に行うことができないのかという課題感もあります。
このような課題に対して、OBS (Open Broadcaster Software) のようなライブストリーミングツールを活用することで、多岐にわたる可能性が開かれていると考えています。
この記事は、OBSを用いたライブコマースの可能性についての説明です。
多様なメディアの組み合わせ
OBSを使用すると、映像、画像、テキスト、動画などを柔軟に組み合わせることが可能です。
これにより、製品の視覚的な魅力を最大限に引き出すことができます。
OBS Studio自体の基本的な使い方はこちらの記事で説明しております。「OBSって何だろう?」という方はこちらからご覧ください。
画像: 高解像度の商品画像を使って、製品の詳細な部分を強調が可能。
テキスト: 価格、特典情報などをリアルタイムで表示、変更が可能。
動画: 事前に作成したプロモーションビデオを流すことも可能。
特に業者に依頼をしなくても、事前に用意した動画を流したり画像を表示するだけで配信はどんどん魅力的なものになります。
インタラクティブな販売体験
視聴者との対話がライブコマースの重要な要素であり、OBSを用いることで、コメント欄の表示やアンケートの実施など、インタラクティブなエレメントを加えることが可能です。
「視聴者が購入体験を至る前にコミュニケーションを取れる」という部分は、購入率を大きく左右する部分だと思います。
「アンケート」など、他の視聴者がどんなことを感じているのかをリアルタイムで感じることができる機能の使用は非常に有効です。
アンケートやコメント表示、画面上にキラキラしたエフェクトを出すことが可能なツールなども参考に置いておきます。
また、最近では視聴者が特定のコメントを行うとそのコメントに反応して特定の画像や音声を画面上に出す、などのロジックも容易に組むことができますので、かなりインタラクティブな配信を行うことができます。
プロフェッショナルなプレゼンテーション
OBSは多くのプロフェッショナルな機能を備えているため、高品質な映像と音声で商品を紹介できます。
透過やエフェクトなども使用できるため、視覚的に魅力的な配信が可能です。
カスタマイズと拡張性
OBSのプラグインとカスタマイズ機能により、ブランドに合わせた配信が可能。
専門的なプラグインを利用することで、特定の業界や商品に合わせた配信が実現できます。
プラグインも非常にたくさんの種類があります。
低コストでの実施
OBSは無料のオープンソースソフトウェアであるため、初期投資を抑えつつ、ライブコマースの取り組みを始めることができます。
業者に外注すると数十万円から数百万円のコストがかかってしまうことは非常に想定に容易いため、コスト削減の観点からもOBSを活用した配信にはポテンシャルがあります。
まとめ
ライブコマースは、販売と顧客とのエンゲージメントを深化させる有力な手段であり、OBSのようなツールはその実現に不可欠です。
画像、テキスト、動画などのメディアを組み合わせることで、販売戦略に多彩な要素を加え、視聴者にとって魅力的な体験を提供することができます。
OBSの柔軟性と拡張性は、多岐にわたる業界でライブコマースの新たな可能性を開く鍵となるでしょう。
お悩みの方は、以下のフォームより相談も受け付けておりますのでお気軽に申しつけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。