OBSとGoogleドキュメントの音声入力を連携してリアルタイムに配信音声をウインドウキャプチャする方法

この記事では、ライブ配信中の発言を「リアルタイムでテキスト化」し、そのテキストを視聴者にリアルタイムで表示する方法を紹介します。

これはOBSの「ウインドウキャプチャ」機能とGoogleドキュメントの「音声入力」機能を連携することで実現します。

なお、本記事で紹介している内容は、以下の動画でも解説しておりますのでよければ参考にしてみてください。

完全無料!Googleドキュメントの音声入力機能を利用してリアルタイムに配信音声をテキスト化しよう!

必要なツール

ライブ配信の音声をリアルタイムに出力するためには、以下の3つのツールが必要です。

  • OBS(Open Broadcaster Software)
  • マイク(PC内蔵マイクでも大丈夫です)
  • Googleドキュメント

OBSの設定

ライブ配信をリアルタイムでキャプチャするための仕組みとしては「Googleドキュメントに音声入力されたものを、OBSでキャプチャする」というものなので、OBSとGoogleドキュメントの設定をしていきます。

まずはOBSのマイク設定です。実際に文字起こしされる音源はGoogleドキュメントのマイクなのですが、OBS配信上で視聴者に届く音声と文字起こしのマイクは一致していなければならないので、設定を確認していきます。

OBSを開き、右下の「コントロール」部分にある「設定」をクリックします。

「設定」画面で「オーディオ」を選択します。「マイク/オーディオ補助装置」の「デバイス」欄で使用するマイクを選択します。外付けのマイクの場合はそのマイク名を、内蔵マイクの場合は「規定」を選択すると良いでしょう。

    Googleドキュメントの音声入力設定

    OBSのマイク設定が完了したら、続いてはGoogleドキュメントの設定をしていきます。

    ブラウザからGoogleドキュメントを開きます。新規のドキュメントを作成します。

    メニューバーの「ツール」から「音声入力」を選択します。マイクアイコンが表示され、クリックすると音声入力が開始されます。


      OBSとGoogleドキュメントの音声入力を連携

      OBSのマイク設定とGoogleドキュメントの音声設定が完了したら、今度はOBSにGoogleドキュメントの音声入力部分を取り込んでいくという作業を行います。

      OBSのメイン画面で、「ソース」欄の「+」ボタンをクリックし、「ウインドウキャプチャ」を選択します。「ウインドウ」のドロップダウンからGoogleドキュメントが開かれているウインドウを選択します。

      Googleドキュメントの音声入力がONの状態で、OBSで録音した音声がリアルタイムにテキスト化され、OBSにてそのテキストがリアルタイムにキャプチャされます。

      以上が、OBSとGoogleドキュメントの音声入力を連携して配信音声をリアルタイムにテキスト化し、そのテキストを視聴者にリアルタイムで表示する方法です。

      自分が発言している音声と映像にズレがあるという場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

      【初心者向け】OBS Studioで映像と音声がズレている場合の原因と対策まとめ

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