【最新版】VTube Studioの神アプデ「VFX」導入で幅広い映像エフェクトが利用可能に!!!【VTube Studio初心者向け講座】
Live2Dのアバターを動かすことができるプラットフォーム「VTube Studio」に、革命的なアップデートが走りました。
今回のアップデートによって追加された新機能「VFX」では、アバターに対して映画のようなバックライトをつけたり、雨のようなエフェクトを追加できたりと、様々な演出をVTube Studio内で行うことが可能になりました。
なお、こちらの記事で紹介している内容は、以下の動画でも確認することができますので良ければ参考にしてみてください。
<【全解説】VTube Studioに神アプデ!!様々なエフェクトをVスタ内で使える「VFX」がついに実装!!!>
VTube Studioの基本的な使い方は、以下の記事を参照ください。
VTube Studio新機能「VFX」エフェクトの場所
VTube Studioを起動し、ダブルクリックから左側メニューバーの歯車を選択します。
下図のように左上からカメラマークを選択すると、中段に「ビジュアルエフェクト(VFX)」という部分が追加されているのがわかります。
ビジュアルエフェクトを「アクティブ」へと変更し、「選択されたエフェクト」部分をクリックすると、以下のようにエフェクトの構成画面が出現します。
ここから自分の好きなエフェクトを設定し、「完了」という赤いボタンをクリックすることで、VFX内のエフェクトをアバターに適応させることができます。
VTube Studio新機能「VFX」エフェクト一覧
VFX内部には、たくさんのエフェクトが存在しています。
その全てを一挙公開していきます。
色調補正
アバターの色味を変更することができます。
色味のみならず、輝度を変更することも可能です。
OBSで言うところの「色補正」フィルタと同様です。
天候エフェクト
雨や雪を降らせることができます。
初期設定ではアバターの前に雨や雪が降る演出になっていますが、モデルの全面部分をオフにすることで、モデルの背面に対してエフェクトを適応させることができます。
発光/ライティング
アバターを発光させたり、ライトの強さを選ぶことができます。
ライティングの色も自由に指定できます。
バックライトと輪郭線
バックライティングの色合いや強さを調節することができます。
以下のように真っ暗なシルエットを作成することも可能です。
カスタムパーティクルエフェクト
画面上にキラキラした星やオーブを出現させることができます。
オブジェクトはランダム出現になるので、画面がずっとキラキラしているように見えます。
背景/前面移動
背景に使用している画像や自分の前面にある画像を、アバターが動いた際に緩やかに追尾することができる機能です。
カスタムパーティクルシャワー
指定のオブジェクトを上から雨のように降らせることができます。
複数種類のオブジェクトを振らせることもできます。
周辺減光
外側の部分の輝度を減らし、真ん中だけ見えるような演出をかけることができます。
色収差
映像の端っこがボケているような演出になります。
色収差とは、レンズ類で像をつくるときに、レンズ材料の分散が原因で発生る映像の差分で、像の色ズレとして現れます。
雨と曇り
雨が降っているガラス越しから映像を見ているような演出をすることができます。
デジタルグリッチエフェクト
画面上にデジタルノイズを出現させます。
画面が途切れ途切れになるような演出をかけることができます。
シネマティックレターボックス
上下に黒い幅を出現させることで、映画やドラマのワンシーンのような演出をつけることができます。
アナログテレビ的なグリッチエフェクト
映像が少しぼやけたりノイズチックになります。
集中線
漫画の注目シーンのように、注目する部分に対して集中的に線を付与することができます。
ブラー効果
ぼかしたりモザイクをかけることができます。
魚眼レンズゆがみ
魚眼レンズのようなエフェクトを付与することができます。
歪みの強さを正の値にすると以下のように真ん中部分がズームアップされ、負の値にすると真ん中部分が遠くなるようなエフェクトをかけることができます。
モザイク化および再着色
アバターをモザイク化し、色味の調整を行うことができます。
液状ゆがみ
水面に映ったようなエフェクトになります。
ポスタリゼーション
色数を減らし階調を調整することで、写真のドラマ性を高めるエフェクトです。
エッジ抽出/シャープ
アバターの境界線を際立たせます。
「ぼかし」の逆の概念です。
テレビ砂嵐
テレビの砂嵐のような演出を画面全体に付与します。
VHS/アナログテレビ風
昔のブラウン管テレビのような演出を行うことができます。
画面の端が曲がっており、ブラウン管TVを彷彿とさせます。
アスキーアート化
2ちゃんねるなどの掲示板で「文字だけで絵を表現する」と言うアスキーアートをアバターに適応させたものです。
注意事項
初期アップデート時点では、「パーツの回転/爆発」といった、アバターのパーツを大幅に回転させることによりバラバラになってしまうようなエフェクトも存在していました。
しかし、これらのエフェクトは絵師やモデラーの想定しない動きをアバターに強いることになるため、「せっかく作ったアバターがバラバラになってしまって悲しい・・・」と言うトラブルを引き起こしかねない状態になっていました。
SNSなどの評判や問い合わせを経て、2023年12月24日時点では、これらのエフェクトは削除されています。
しかし、アバターに対してエフェクトをかけると言うことは「本来想定していなかった色味やアバターパーツの見え方」になってしまう可能性も大いにあります。
動きや映像色味の激しい演出を使用する際は、必ず絵師やモデラーさんに「このような演出を行いたいので、あらかじめご連絡しておきます。大丈夫そうでしょうか?」と必ず許可取りを行うことを徹底しましょう。
素晴らしいエフェクトを使いこなすためにも、トラブル回避の観点から注意事項としておきます。
まとめ
以上、 VTube Studioの新機能「VFX」のエフェクト一覧について紹介させていただきました。
当サイトでは、他にもライブ配信ソフト「OBS」の使い方を中心に、様々な記事を公開しております。
VTuberがサムネイル作成に使える便利ツールなども、以下の記事で紹介しておりますのでぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。