OBSからWEB会議 ZOOM Google Meetへの仮想カメラ出力方法
オンライン会議を行うことも増え、WEB会議ツールに資料を投影しながらミーティングを行ったり、セミナーやウェビナーなどでOBS画面をミーティングツールに投影する場面も増えてきました。
今回は、そんな「OBSから各種ミーティングツールへの画面出力方法」について見ていきたいと思います。
なお、紹介している内容は、以下の記事でも確認することができますので良ければ参考にして見てください。
<今更聞けないOBSからWEB会議への仮想カメラ出力方法!!>
OBS側での準備「仮想カメラ」ON
どのミーティングツールに出力するにしても、OBS側で行わなければならない共通項目が「仮想カメラ」の開始です。
「仮想カメラ」とは、OBSをカメラとしてミーティングツールに認識させるためのものなので、こちらをONにしないとミーティングツール上でOBSを捉えることができません。
OBS右下の「仮想カメラ開始」ボタンを押して、仮想カメラを開始しましょう。
仮想カメラに出力する際に、「特定のシーンだけ」や「特定のソースだけ」を出力したい場合は、歯車マークから「出力の種類」を個別設定することで、特定のシーンやソースだけを出力することができます。
これで、OBS側の設定は完了です。
各種ミーティングツールの出力設定について見ていきたいと思います。
OBSからZOOMへの出力方法
どのミーティングツールへ出力する際も、行う設定はほとんど一緒です。
ミーティングツール上の「カメラ」の部分を「OBS Virtual Camera」に変更することで、OBS映像を投影することができます。
まずはZoomを起動し、右上のアカウントボタンから「設定」を押しましょう。
左側のサイドバーから「ビデオ」を選択し、カメラを「OBS Virtual Camera」に変更します。
これで設定はOKです。
あとは、カメラそのものをONにすればOBSの画面が反映されます。
OBSからGoogle Meetへの出力方法
Google Meetへの出力方法もZoomとほぼ同様です。
ミーティング画面を開き、入室前の画面で歯車マーク「設定」を開きます。
「設定」から「動画」項目を選択し、カメラを「OBS Virtual Camera」へと変更します。
これで変更設定が適応されました。
実際にミーティングへ入室する前に、カメラボタンを押してOBS映像がきちんと写っているかを確認しましょう。
OBSからDiscordへの出力方法
Discordにもボイスチャット中の仮想カメラでOBSの映像を映し出すことができます。
Discordを開き、左下の歯車マーク「ユーザー設定」を開きましょう。
ユーザー設定から「音声・ビデオ」を開き、カメラの部分を「OBS Virtual Camera」へと変更すればOKです。
Discordについては音声設定などもかなり項目がたくさんあるので、こちらも参考にして見てください。
注意事項
OBSから仮想カメラを経由してミーティングツールに映像を映す際に気をつけなければならないことが3つあります。
OBS Virtual Cameraがミーティングツール上の選択肢に表示されない
困ったことに、OBSで仮想カメラをONにしているにも関わらずOBS Virtual Cameraの選択肢がミーティングツールに表示されない場合があります。
特に「初回起動」の場合に起こりがちな現象で、「OBSを起動してからミーティングツールを起動する」ことを心がけましょう。
MacOSの場合はセキュリティ設定から「画面収録」でOBSを許可してあげる必要があります。
この画面に「OBS」が表示されていない場合は、アイコン左下の「+」ボタンからアプリケーション追加を行う必要があります。
パスワードの入力を求められますので、入力して「設定を変更」ボタンを押してOBSを追加しましょう。
OBSの映像が反転している
OBS映像がミーティングツールに映る際に反転して写っている場合がありますが、こちらは問題ありません。
相手にはきちんと反転する前の映像で映っておりますので、気にしなくて大丈夫です。
OBS内で流している動画などの音声が反映されない
動画などの「音声」を流す場合には、仮想カメラの設定だけでは不十分です。
仮想カメラはあくまでも「映像」を出力する機能になっているため、音声も出力したいという場合には、「NDIツール」を用いて音声・映像共にNDIを選択する必要があります。
手順は少し複雑なため、こちらの動画で説明しております。
<OBSの映像と音声を「両方」ZoomなどのWEB会議ツールに出力する方法>
記事でも説明しておりますので参考にして見てください。
まとめ
以上、OBSから仮想カメラ経由でミーティングツールに映像を出力する方法について紹介させていただきました。
当サイトでは、他にもOBSの使い方について様々な記事を紹介しています。
例えば、「VDO Ninja」の使い方についても以下の記事で紹介しておりますので、良ければ参考にして見てください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。