【2024年最新】OBSと連携できる「SAMMI」ツールのダウンロード・基本操作を説明します!
今回は、OBSと連携してコマンドデックを作ることができるツール「SAMMI」の使い方を説明していきたいと思います。
「SAMMI」は「Lioranboard 2」という別ツールと非常に相似しており、元々の開発元も同様であったが分家した、というツールになっています。
二つのサービスはほとんど同じUIをしているので、実質「Lioranboard2」の使い方もこちらの記事で確認することができます。
なお、今回紹介している内容は、以下の動画でも確認することができますので、こちらも参考にしてみてください。
<インストールから基本操作まで!OBSと連携できるSAMMI/Lioranboard2の使い方!>
SAMMIのダウンロード方法
SAMMIは、以下のURLからダウンロードすることができます。
右上の「ダウンロード」ボタンをクリックしましょう。
ダウンロードページに移行するので、真ん中の「Download Now」をクリックします。
ダウンロード画面が表示されます。ドル表示があるので有料かと思ってしまいますが、「No thanks, just take me to the downloads」を押すと無料でダウンロードできるので安心してください。
ダウンロードが完了したら、続いてはOBSとSAMMIを連携させる必要があります。
そのやり方について見ていきましょう。
SAMMIのOBS連携方法
SAMMIをOBSに連携するためには、OBS側でWebSocketのサーバー設定を行う必要があります。
OBS上部の「ツール」から、WebSocketサーバー設定をクリックします。
WebSocketサーバー設定の上部で、「WebSocketサーバーを有効にする」にチェックボックスを入れます。
画面下部の「接続情報を表示」をクリックすると、以下のようにサーバー情報が表示されます。
これらをSAMMIにコピーしていきます。
SAMMI上で左下の「OBS Connections」をクリックすると、OBS Instanceが開きます。
ここのIP/Password情報に、コピーした情報を貼り付けていきましょう。
「Connect」を押して、左下の「Main OBS」のランプが緑色になればOKです。
ここの接続がうまくいかないケースが多いので、パスワードが間違っていないかなどは入念に確認しましょう。
SAMMIとOBSの連携が上手くいかない場合
IPv6 アドレスだとうまく連携できないケースがあるためプラグインを使用する方法を紹介します。
以下のプラグインをインストールします。
ページをスクロールして「Assets」を開き、お使いのOSに合ったものをダウンロードします。
OBSを再起動して上部の「ツール」から「websockets Server Settings」を選択します。
Server Portとパスワードが表示されますので先ほどのSAMMI上の「OBS Instance」に入力します。
IPはIPv4アドレスを入力し、OBS InstanceのProtocolは「OBSws4」に変更しましょう。
なお、IPアドレスは以下の方法で確認ができます。
Windowsの場合
PCの「設定」⇒「ネットワークとインターネット」⇒繋いでいるネットワークの「プロパティ」
MacOSの場合
アップルメニューの「システム環境設定」⇒「ネットワーク」⇒有線接続の場合は「Ethernet」、無線接続の場合は「Wi-Fi」
SAMMIの使用方法
SAMMIは「デック」と呼ばれる下地に、「コマンド」を配置させることで動作します。
リモコンのボタンの内容を自分で作る、みたいなイメージですね。
デックの作成
最初にSAMMIを開いた時は以下のように何もない画面になっています。
「+」ボタンを押して、「Add New Deck」をクリックしましょう。
Add New Deckを押して、ボタンの作成画面に映ります。
ボタンの作成
碁盤のようなエリアが表示されます。ここのマスに対して自分の好きなコマンドを作成して配置をしていくわけです。
まずは好きな場所をダブルクリックして見ましょう。空のボタンができます。
ボタンが表示されたら、ボタンをダブルクリックしてロジックコマンドを組むモードへ移行しましょう。
コマンドの作成
コマンド画面は以下のように表示されています。
上部の「+」ボタンを押すと、様々なロジックを組むことができます。
+ボタンを押してみると、様々なメニューが表示されます。
今回はOBSのコマンドを作成するので、「OBS Commands」を選択しましょう。
OBS Commandsの中にはたくさんのコマンドが存在しています。
それぞれのコマンドは和訳の通りとなりますが、基本コマンド「Source Change Visibility」を例に取って見ていきましょう。
SAMMI基本コマンド「Source Change Visibility」
このコマンドはソースを表示、非表示させるコマンドです。
コマンドの作りはコマンドごとに異なりますが、以下のように「Scene Name」「Source Name」などを指定して、コマンド先の動作を覚えさせていきます。
このケースでいえば、右側にある「Visible」にチェックが入っていれば「表示する」、チェックが入っていなければ「非表示にする」というコマンドになります。
その他にもいくつかコマンドを見ていきましょう。
Scene Switch
特定のシーンへ切り替えを行うことができる機能です。
Scene Nameで好きなシーンを設定しましょう。
Motion : Source Position
ソースを「始点と終点の位置」「移動の秒数」を決めることによって、ソースを斜めに動かしたりすることができます。
X軸とY軸の位置を指定することによって、好きな場所にソースをアニメーションとして動かすことができます。
この動きはOBS上だけでは行うことができないので、SAMMIならではの便利機能ですね。
source change text
テキストソースに対するコマンドで、指定した文字列のテキストへと変化させるコマンドです。
このコマンドを適応すると、OBSの元々のテキスト表示に関わらず、指定のテキストへと変化させることができます。
このように、様々なコマンドがありますが、設定をしたコマンドは「デックを呼び出す」ことによって使用することができます。
SAMMI Panelを呼び出してデックを操作する
デックの作成が終了したら、デックを呼び出して動作するか確認しましょう。
画面左の「SAMMI Panel」から「Open Panel」をクリックしましょう。
SAMMI Panelへの連携が開始されるので、左下の「Connect」ボタンを押します。
この際、特にIP/Portはいじらなくて大丈夫です。
SAMMI Panelの表示が緑色になれば接続完了です。続いて、Deckをプルダウンから選択し、「Select Deck」ボタンを押しましょう。
作成したデックが表示されます。
ボタンを押して、ロジック通りの動きになっているかを確認しましょう。
ここで思うようにいかない場合は、あらためてデックロジックを見直す必要があります。ケースバイケースなので、デックロジックについてうまくいかない場合は調節を重ねてチャレンジしましょう。
まとめ
以上、OBSと連携できる便利ツール「SAMMI」の使い方について紹介させていただきました。
当サイトでは他にもOBSの使い方について様々な記事を公開しております。
OBSの基本的な使い方に関する記事も、以下で公開しておりますので良ければ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。