【2024年度最新】キャプチャーボード設定で「HDCPを無効」にしてiPhoneの映像をOBSに出力する方法【OBS初心者向け使い方講座】

本日は、キャプチャーボードの設定のお話です。

PS4やiPhoneの映像をキャプチャーボード経由でPCやOBSに出力しようとした際に、「コピーガード」が発動してしまい、画面が真っ暗になることがあります。

これは「HDCP」というものが原因になっています。

「HDCP」は「High-bandwidth Digital Content Protection」の略で、デジタルコンテンツを不正にコピーされることを防ぐための保護技術です。

キャプチャーボードを使用してOBSで録画やストリーミングを行いたい場合、このHDCP保護が邪魔となり、正常にキャプチャすることができない場合があります。

今回は、iPhoneの出力に注目していきたいと思います。

HDCPをオフにする方法

ゲーム機側の設定と、キャプチャーボード側の設定の両面から調整を行う必要があります。

今回は「iPhone」なのでキャプチャーボード側の設定のみをいじれば大丈夫なのですが、PS4などの場合はゲーム機上で設定します。

ゲーム機の設定

例えばPlayStation4の場合、[設定] > [システム] > [HDCPを有効にする]のチェックを外して、HDCPを無効化することができます。

他のゲーム機やデバイスも同様に、設定メニュー内でHDCPのオン/オフを切り替えることができるはずです。

キャプチャーボードでの解除方法

今回は、AverMedia GC550+を例にして説明します。

まずは、RECentralを起動します。

RECentral上の左上の設定画面から、キャプチャーボードを選択して「HDCPをオフにする」にチェックボックスを入れます。

この方法を行うことで、OBSの「映像キャプチャデバイス」ソースでAVerMediaを選択した際にiPhoneの画面が表示されるようになります。

まとめ

HDCPは、デジタルコンテンツの不正コピーを防ぐための保護技術です。

OBSでキャプチャーボードを使用して録画やストリーミングを行う際には、このHDCPの有効/無効の設定に注意する必要があります。

ゲーム機やその他のデバイスの設定メニューからHDCPのオン/オフを切り替えることができますが、著作権法に違反しないよう注意して使用することが重要です。

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