【OBS応用編】OBSで使える「起動パラメータ」一覧の紹介!
OBS Studioは、様々な機能の自動化およびポータブル用に以下の起動パラメータが実装されています。
このパラメータをOBS Studioプロパティの所定の項目に入力することにより、さまざまな機能を自動化することができます。
意外と知られていない機能ですが、以下のようなパラメータがあります。
OBSで使える起動パラメータの一覧
以下がパラメータの一覧になります。2種類あるものは、「どちらか一方」を入力すれば反映されます。
パラメータ | パラメータの説明 |
–help, -h | 利用可能なパラメータのリストを取得します。 |
–version, -v | OBS の最新バージョンを取得します。(Windows版では無効) |
–startstreaming | 自動的にストリーミングを開始します。 |
–startrecording | 自動的に録画を開始します。 |
–startvirtualcam | 自動的に仮想カメラを起動します。 |
–startreplaybuffer | 自動的にリプレイバッファを起動します。 |
–collection 「name」 | 指定されたシーンコレクションで開始します。 |
–profile 「name」 | 指定されたプロファイルで開始します。 |
–scene 「name」 | 指定されたシーンで開始します。 |
-studio-mode | スタジオモードがアクティブな状態で開始します。 |
–minimize-to-tray | システムトレイに最小化して起動します。 |
–portable, -p | ポータブルモード(OBSを独自のUSBなどに保存できるモード)を使用します。 |
–multi, -m | 複数のOBSを起動するときに警告を表示しません。 |
–always-on-top | 「常に最前面に表示」モードで起動します。 |
–verbose | ログをより詳細にします。 |
–unfiltered_log | ログフィルターを無効にします(繰り返し行を抑止しない)。 |
–disable-updater | 組み込みのアップデータを無効にします(Windows/macOSのみ)。 |
–allow-opengl | WindowsのOpenGLレンダラーを許可します。 |
–only-bundled-plugins | 組み込みモジュールだけで起動します。 |
–safe-mode | OBSをセーフモードで起動し、サードパーティ製のプラグイン、スクリプト、ウェブソケットをすべて無効にします。 |
-disable-shutdown-check | セーフモードでの起動を促す不正なシャットダウンの検出を無効にします。 |
–disable-missing-files-check | 起動時に表示されるファイル不足ダイアログを無効にします。 |
起動パラメータの設定方法
起動パラメータの設定は、OSによって異なります。
Windowsの場合
OBS Studioへのショートカットのコピーを作成するか、既存のショートカットを選択します(スタートメニュー、タスクバーなどから)。
ショートカットを右クリックし、プロパティをクリックします。
上記画像の「Target」の部分にobs64.exeへのパスに続いて半角スペースを入力し、半角スペースの後ろに起動パラメータを追加します。
macOSの場合
Applicationから「Automator」を開きます。
新しいワークフローまたはアプリケーションの作成を選択します。
以下のような画面が表示されます。
上記画像の左側「Utilities」部分をクリックし、「Run Shell Script」を右側にドラッグします。
「Run Shell Script」のアクションに以下のテキストをコピーペーストしましょう。
open -a 「OBS」 –args
アプリケーションを任意の場所に保存します。
その後、Spotlightから起動したり、Dockに追加したりできます。
open -a 「OBS」 –argsを直接ターミナルアプリにコピーペーストすることもできます。
まとめ
以上、OBSで起動パラメータを設定する手順について説明させていただきました。
当サイトでは、他にもOBSの使い方に関するさまざまな記事を公開しております。
OBSに「スクリプト」を導入してさまざまな機能を試す方法についても以下の記事で紹介しておりますので、こちらも良ければ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。